涼しい秋風に、高く澄んだ空、虫の声に色づく木々、地面に重なる落ち葉や木の実…
「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「実りの秋」・・・
楽しみの多い季節がやってきましたね。
今年度に入って半年が経ち、子ども達はこの半年で見違えるほど『たくましく成長』しました。
秋晴れの空の下で元気よく遊んだ後は、お腹がペコペコになる子ども達。
給食を美味しそうに平らげ、満足そうな顔をしています。
『食欲の秋』、心も身体も大きくなっているようです。
私たちが住んでいる日本には、春・夏・秋・冬の四季があり、季節ごとに変わる美しい景色や旬の食材など、自然を通して季節を感じられる魅力があります。
「季節感のある子に育ってほしい」「自然との関わりを大切にしたい」との思いを込め、日々子ども達と関わっています。
季節感を育むことは、子どもの「自立」を助ける上で重要な役割を果たします。
例えば、服選びにおいて、季節ごとに気候の特徴を把握していれば、自分の判断で適切な衣服を選べるようになります。
また食生活でも、旬の食材を知っていれば、、栄養価の高い時期に積極的に摂取できます。
このように、季節に合わせて衣服や食生活を工夫できる力は、大人になってからも大いに役立ちます。
『自分で判断・行動する力』を育むためにも、幼児期から季節感を学ぶ事は大切なのです。
季節感を身につけて自然に親しむことは、「学ぶ力」の基礎に繋がります。
幼児期の子どもは、身近な自然と触れ合う中で、探索活動を楽しみ、発見に喜びを感じる時期です。
「これは何?」「どうして?」と疑問を持つのは、知的好奇心が刺激されている証拠です。
知的好奇心は、勉強に役立つだけでなく、社会人として必要な思考力や問題解決能力に繋がっています。
季節感を育むためには、子どもが自然に楽しめる環境を身近に整えてあげるよう日々心掛けています。
季節感を身に付けることは、豊かな心を育てる、いわゆる「情操教育」に繋がります。
四季折々の自然の景色や風、匂い、音、感触を楽しむ時間は、感性や想像力を刺激し、子どもにとってかけがえのない経験になります。
自然の変化に敏感になり、美しさに感動し、癒しを感じられるようになるでしょう。
また、季節の行事を楽しんだり、旬の食材で食卓を彩ったり、日々の暮らしに季節感を取り入れることで、文化的な教養も身につけることができます。
子どもの感性や想像力を育むためにも、季節感を大切にしたいですね。
遠出をしなくても、季節を感じられる自然は身近なところにたくさんあります。
大切なのは「大人も子どもと一緒に楽しむ」ことです。
是非、取り入れてみてくださいね。
長崎で親しまれている伝統行事『長崎くんち』
毎年10月7日から3日間開催され、長崎の氏神・鎮西大社 諏訪神社の秋季大祭です。
1634(寛永11)年、二人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞(こめえ)」を奉納したことが始まりと言われています。
独特でダイナミックな奉納踊(ほうのうおどり)を特色とし、380年以上の伝統を誇ります。
奉納踊は国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
踊りを奉納する町を「踊町(おどりちょう)」と言い、7年に1度出番が回ってきます。
今年度の踊町は、
【西濵町】 傘鉾・龍船・二胡演奏
【麹屋町】 傘鉾・川船
【五嶋町】 傘鉾・龍踊
【銀屋町】 傘鉾・鯱太鼓
【万才町】 傘鉾・本踊
【八幡町】 傘鉾・山伏道中・剣舞・弓矢八幡祝い船
【興善町】 傘鉾・本踊(石橋)
でした。
勇壮華麗な演し物の数々、アンコールを意味する「モッテコーイ」のかけ声が響き、観客の熱気もクライマックスを迎えます。
開催期間中は市内の至る所でお祭りムードが堪能でき、県内外から多くの観光客が見物に訪れる長崎屈指の秋の大祭となっています。
わかば組(1歳児)の子ども達は、長崎の伝統行事『長崎くんちの』踊り町の奉納を諏訪神社の長坂に見に行ってきました。
会場に近づくにつれてお囃子の音や観客の歓声が聞こえると、『何か聞こえるね…』『早く行こ~う!』と、足取りも早くなり興味津々の様子です。
長坂に着き、遠くで演じている龍踊の奉納が見えると…

『ヘビだね~🐍』 『恐竜だよ~🦖』と大盛り上がり⤴⤴

わかば組の子ども達は、龍踊の龍がヘビや恐竜に見えたようです。
確かにヘビや恐竜にもウロコがあり、子どもたちの観察力に驚きました!!
白い煙をふいた時には、『怒ったね~』と子ども達なりに感じたことを言葉で伝えていました✨
遠目では、興味津々で見ることが出来ていた子ども達でしたが、龍が長坂を走って降りて来た時には、迫力があって驚いてしまい涙してしまう子どももいましたが、担ぎ手や観客の熱気を身近に感じることができたようです。
保育園に帰ってからも、『ヘビさん怒ってたよね~』『恐竜怒ったね~』とお友だち同士でも会話が盛り上がっていました。
上長崎公園の庭先まわりには、わかば組(1歳児)・ふたば組(2歳児)・つぼみ組(3歳児)・はなめ組(4歳児)・みのり組(5歳児)の子ども達が行きました。
上長崎地区自治会の方のご厚意で、幼稚園や保育園、小学生など、子ども達優先の観覧席を設けて頂き、子ども達も特別席でゆっくり見る事ができました。
子ども達の為に場所を設けて頂き、ありがとうございました。

間近で観る『鯱太鼓』は迫力満点!!

子ども達も担ぎ手の人たちと一緒に、『おおだいこ~』『おおだいこ~』と掛け声をしたり、『モッテコ~イ、モッテコイ』と大きな声を出して楽しく参加することが出来たようです。
地域の魅力の一つとして受け継がれている伝統芸能に子ども達が触れ親しむことは、世代を超えた交流が生まれます。
感性を磨き、自分が生まれ育った地域への愛着や思いの醸成の形成に繋がり、地域の活力向上も図られると言われています。
次代を担う子ども達に、これからも伝統行事を大切に受け継いで行って欲しいと願っています✨
今、子ども達は運動会に向けて、『お父さん、お母さんにかっこいい姿を見せたい』と張り切って練習に取り組んでいます。

当日は、子ども達一人ひとりが主役になれるよう、自己発揮できるよう、そして何より楽しんで参加できるようにサポートしていきたいと思っています。
当日は、子ども達にたくさんの声援、応援をよろしくお願い致します。
🌟9月30日(月)~10月12日(土)の給食紹介🍚
●9月30日(月)
・七分つき米 ・ツナエッグ ・切り干し大根のサラダ ・豆腐のすまし汁 ・果物(オレンジ)

●10月1日(火)
・七分つき米 ・酢鶏 ・ナムル ・卵スープ ・果物(梨)

●10月2日(水)
・七分つき米 ・さけのムニエル ・ポテトサラダ ・ジュリアンスープ ・果物(バナナ)

●10月3日(木)
・七分つき米 ・千草焼き ・ひじきの炒り煮 ・白菜のすまし汁 ・果物(りんご)

●10月4日(金)
・食パン ・スペイン風オムレツ ・マセドアンサラダ ・コーンスープ ・果物(キウイ)

●10月5日(土)
・カレーライス ・きのこのスープ ・果物(バナナ)

●10月7日(月)
・七分つき米 ・筑前煮 ・なます ・さらさ汁 ・果物(柿)

●10月8日(火)
・七分つき米 ・麻婆豆腐 ・きゅうりと大根のカニカマ和え ・わかめスープ ・果物(りんご)

●10月9日(水)
・わかめおにぎり ・けんちんうどん ・ちくわの磯辺焼き ・果物(梨)

●10月10日(木)
・さつま芋ご飯 ・さけの塩焼き ・にんじんのごま和え ・具沢山味噌汁 ・果物(オレンジ)

●10月11日(金)
・ロールパン ・さつま芋のシチュー ・コールスロー ・果物(キウイ)

●10月12日(土)
・豚肉みそ丼 ・きゅうりの酢の物 ・わかめのみそ汁 ・果物(りんご)

★ほほえみ保育園(姉妹園)のHP、blogはこちらから