園の裏手にある「たちばな公園」のイチョウの葉も黄色くなり、秋の訪れを日々の保育のなかで感じられるようになりました。
たちばな公園は一番身近な公園で、午前の活動や夕方の自由時間などを使い、落ち葉拾いや虫探しなどの自然に触れ合うことができ、固定遊具でも遊べる子ども達の大好きな公園です。
お迎えの後にも保護者の方と公園に寄って帰るお友だちも多く、暗くなるまで遊ぶ姿も見られます。
また、園では、いつもお世話になっている「たちばな公園」を綺麗に維持するため、子ども達と一緒に定期的に清掃活動にも取り組んでいます。
ほうきとちりとりを上手に使い、落ち葉を集めていますね☺
大人の見様見真似で、めぶき(0歳児)組のA君も器用に掃除をしています。
今年度は、「新型コロナウイルス感染予防対策」として、地域との「ふれ合いコンサート」や「敬老のお祝い会」などの恒例行事が中止となり、地域の方々と関わる機会も減ってしまいました。
とても残念ですが、少しでも「園でできる取り組み」を見つけ、3密を避けた感染予防対策を行いながら、園児と職員が一緒になって地域貢献できるよう、また、幼児期から「経験を通して地域の美化環境への関心を高められる」よう継続して取り組みたいと思います。
☆からだの不思議プロジェクト👤
今月から、みのり組(5歳)は、午睡時間がなくなりました。
午睡時間は、ワクワクルームで自由に遊んでいます。
そのなかで、子ども達がテーマを決めて、「子ども会議」を開催するようになりました。
その日その日で違うテーマもあり・・・
「クレヨンはどうしてできているか」
「女の子は、どうしてかわいいのか」
「ワニは、どうしてできているか」
などなど・・・
かわいいテーマで💕微笑ましいですね!
さて、最近のテーマは、「人間のからだ」の不思議についての話です。
きっかけは、定かではありませんが・・・
以前、看護師(助産師)による「ほけんのはなし」で、身体の名前や役割、命について教えてもらったり、先月の食育で魚の解体を行い、「身体の仕組み」について学びました。
そのような流れもあり、突然「からだのふしぎ」プロジェクトが開催され、連日、その話で盛り上がり発展したようです。
自分たちで包装紙の裏に「からだ」の仕組みのイラストを描いたり、内臓の名前も記入し、熱心な話し合いが行われていました。
そんな子ども達の様子を理事長先生に伝えると、
「からだの骨格が分かる人体模型を持って来る?」と提案があり、翌日には、保育園に『ショーティー』2分の1縮尺型全身骨格モデルが届けられました。
速やかな対応に感謝いたします。ご協力ありがとうございました。
さて、3階のワクワクルームに人体模型が突然出現し、子ども達も驚いていました。
興味に満ちたこの子ども達の表情をご覧ください!(^^)!
朝夕の自由時間は、みのり組の影響を受け、「からだプロジェクト」のメンバーが急増し、研究を始めました☺
子ども達は教えられることなく、それぞれ知りたいことを遊びのなかで熱心に発展させ、つぼみ(3歳児)組の女の子は、心臓を折り紙で作りました。
身体のなかで一番大切な臓器のことを知り、色や形を自分なりに工夫していました。
どうですか? 似てますね!
「これは、たいせつな心臓なの。ここにあるんだよ」
と、自分の言葉で相手にしっかり伝えることができています。
それと同時にからだのなかには、たくさん大切なものが入っていることも知り、心臓や骨について興味を持ち、いろんなことを科学する気持ちも芽生えています。
翌日になると人体模型に名前がつき・・・
「じんちゃん!」
と親しみを持ち、子ども達が話しかけていました。
「じんたいもけいの(♪♪♪♪♪♪♪♪)じ~ん(♩)ちゃん)(♪♪)・・・・」
と軽やかなリズムで、歌も生まれました。
その歌を口ずさみながら、スケッチも始まりました。
図鑑を持参して、熱心に観察も始まったようです👀
自由遊びでワクワクルームに遊びにきたふたば(2歳児)組のお友だちも関心を持ち、じっくりと観察する姿がありました。
自然に異年齢での関わりが増え、縦の繋がりも深まり、からだのつくりをやさしく教えたり、人体模型の取り扱いや決まりなどを、子ども同士で教え合う姿が見られるようになりました。
ふたば組(2歳)のKくんやCくんも教えられるだけではなく、
「これは何? ここは人の骨なの? 白いね!」
「これは手なの? お腹のなかには何が入っているの?」
と、お兄さんに質問していました。
つぼみ組(4歳)のK君、A君は、自分の考えで質問に答え、イラストと人体模型を比較して説明をしていました。
子ども達の思考力は、思った以上に優れていて、とても驚かされます。
子ども同士のコミュニケーションを通じて、
「年上の子は、年下の子へ思いやる気持ちと優しさ」
「年下の子は、お兄さんやお姉さんの姿に憧れと信頼」
が芽生えていました。
「やりたいこと、知りたいこと」のガイドが成り立ち、長期的なプロジェクトとなっています。
遊びや生活のなかで、様々な面白いことや不思議なことに出会い、それがプロジェクトのテーマになっています。
全ては子ども達が中心となり、興味や関心に沿って考え、それを試したり体験することができています。
子ども達は、自分で思ったことや考えたことを整理して言葉にまとめ、他者に伝えるプレゼン力も育まれており、また、友達とたくさん話し合うことで、自己肯定感も高まっているようです。
このような取り組みには、
「これをしなさい」「こうしなさい」
と言った大人の指示はありません。
子ども達の関心から生まれたプロジェクトであり、異年齢の繋がりや遊びのなかで、「言葉による伝え合い、協同性、道徳・規範性の芽生え、思考力の芽生え、豊かな感性と表現」などが育まれています。
今の時代に大切にしたい内容が、自然と身に付き楽しみながら学びへつながっているようです。
今後も、主体的に学ぶことを重視し、子ども達一人ひとりが集団で学べる環境作りを行い、「子ども達がプロジェクト活動の内容を高め、深められる手引き」を、大人の私たちが行いサポートしていきたいと思います。
🌟10月19日(月)~24日(土)の給食紹介🍚
●10月19日(月)
・さつま芋ご飯 ・高野豆腐の卵とじ ・ひじきサラダ ・もやしとえのきのすまし汁 ・果物(オレンジ)
●10月20日(火)
・七分つき米 ・野菜肉巻き ・なすのごま和え ・玉ねぎとわかめのみそ汁 ・果物(バナナ)
●10月21日(水)
・七分つき米 ・あじのかば焼き ・小松菜のお浸し ・納豆 ・豆腐と豆苗のすまし汁 ・果物(りんご)
●10月22日(木)
・七分つき米 ・ツナエッグ ・もやしのごま酢和え ・豆腐としめじのみそ汁 ・果物(オレンジ)
●10月23日(金)
・ロールパン ・ポークビーンズ ・パスタサラダ ・野菜たっぷりスープ ・果物(柿)
●10月24日(土)
・七分つき米 ・鮭のマヨネーズ焼き ・きゅうりのゆかり和え ・たまごスープ ・果物(バナナ)
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